20代で家を建てるという決断は、一般的に「早すぎるのでは?」という声が聞こえるかもしれません。しかし、令和4年の調査を見ると「注文住宅」や「分譲戸建住宅」を購入した方の約15%は20代となっており、決して早い決断ではないことが分かります。
今回は、20代で家を建てることのメリットや気を付けるべきポイントを解説します。あなたの家づくりを考えるきっかけになれば幸いです!
20代から始める家づくりのメリットって?
住宅ローン返済期間を長く設定することができる
若いうちに家を建てることで、住宅ローンの返済期間を長く設定することが可能です。例えば、35年ローンで5,000万円を借入した場合、月々約16.5万円(※)ですが、40年ローンの場合は約15.1万円(※)と、月々の返済額を抑えることができます。返済期間が長ければ経済的な余裕を持ちやすくなり、無理なくローンを完済することができます。
※金利変動は織り込まずに計算
資産を築くことができる
賃貸住宅に住み続けるよりも、自分の家を所有することで家賃の支出を抑えることができます。賃貸住宅では毎月の家賃が消費されていくのに対し、自宅を所有することで月々の支払いが将来的な資産形成に繋がります。例えば、月々80,000円の家賃を支払うよりも、自宅を所有してその分を住宅ローンの返済に充てることで、早い段階から資産を形成し、将来的な経済的安定を図ることが可能です。
将来の経済的負担を軽減できる
例えば、25歳で35年ローンを組んだ場合、60歳で完済となり、定年を迎える前にローンの返済を終えることができます。早いうちに住宅ローンを完済し、将来の経済的負担を軽減することができることは大きなメリットです。
20代の家づくりで押さえておきたいポイント
可変性のある間取りでライフスタイルに対応
将来的に子どもが増えたり、勤務形態が変わったりと、生活環境が変わる可能性が高い20代は、家族構成やライフスタイルの変化に対応できる設計が重要です。
リフォームしやすい設計や、可変性のある間取りなどを考慮し、長期的に快適な住まいをつくりましょう。
長期的な視点で費用を抑える家づくりの工夫
何十年と暮らす住まいでは、エネルギー効率の高い設備やメンテナンスコストを抑える工夫をすることが大切です。例えば、省エネ性能の高い住宅設備を導入することで、光熱費を抑えることができます。また、メンテナンス性が高い建材を選ぶことでも修繕費用が抑えられるため、長期的にコストを削減することが可能です。初期投資は必要ですが、長い目で見れば大きな節約になるため、考えおきたいポイントです。
住宅ローン審査を成功させるためのポイント
家を建てる際、安定した収入や、過去の借入履歴が重要となりますが、むやみに審査を繰り返すと信用情報に悪影響を与える可能性も。事前に仮審査を活用し、慎重に金融機関を選びましょう。また、信用情報を定期的に確認し、問題があれば対処することも大切です。とはいえ、問題の発見や、自分にあったプランを考えるのは大変なもの。住宅ローン審査は、プロフェッショナルに相談することで、より具体的なアドバイスや最適なプランを見つけることができるため、早めに相談することがおすすめです。
20代での家づくりは早くない!今こそ一歩踏み出そう
20代で家づくりを始めることは、経済的なメリットもあり、快適な住まいで長く暮らすことができる良い選択の一つです。ライフスタイルの変化を考慮しながら、ぜひ、自分たちに合った素敵な家づくりを始めてみてください。この記事が、その一歩を踏み出すための手助けとなれば幸いです!