「子どもが大きくなり部屋が手狭になった」「近隣の騒音が気になる」など、様々な理由から、マンションから戸建てへの住み替えを検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、戸建てへの住み替えは大きな出費が伴うため、本当に戸建てが自分にとって良い選択なのか迷っている方も少なくないでしょう。そこで今回は、マンションから戸建てに住み替える際に考慮すべきポイントや、そのメリット・デメリットについて解説します。
マンションから戸建てへ住み替えるメリット
広いスペースと自由なリフォーム
マンションから戸建てに住み替える最大のメリットは、なんと言っても自由度の高さです。戸建て住宅では、自分の好みに合わせて間取りや内装を自由に変更することができます。
家族が増えたり、趣味が増えたりした場合にも戸建ては必要なスペースを確保しやすく、ライフステージに合わせてリフォームが自由にできる点も魅力です。
月々のランニングコストを抑えられる
マンションでは管理費や修繕積立金、駐車場の費用が必要となりますが、戸建てではこれらの費用が不要です。そのため、月々の費用が抑えられる点は家計に優しいポイントです。
庭やバルコニーでの趣味の時間
戸建てには庭や広いバルコニーがあり、ガーデニングやバーベキューを楽しむことができます。マンションではできない楽しみ方がたくさんあることも大きなメリットでしょう。
土地の資産価値が期待できる
戸建て住宅を購入すると建物だけでなく土地も所有することになります。土地は時間が経っても価値が残ることが多く、都市部や人気のエリアであれば、上昇する可能性も。土地は将来的な資産価値として期待することができます。
マンションから戸建てへ住み替える際の注意点
管理面での負担増
月々の費用は抑えられる反面、戸建てでは自分でメンテナンスを行う必要があります。屋根や外壁の修繕、庭の手入れなどが発生するため、その手間とコストを見込んでおくことが大切です。また、マンションとは異なり、共用部分がないため、全て自分で管理しなければなりません。
セキュリティ対策
マンションでは管理人が常駐したり、セキュリティシステムやオートロックなどがある場合が多いですが、戸建てでは自分で防犯対策を準備する必要があります。防犯カメラやセンサーライトといったセキュリティ対策を検討しましょう。
周辺住民との関係
マンションでは隣接する住戸との関係が主ですが、戸建てでは地域のコミュニティとの関わりが深くなります。地域活動への参加や交流が、人によってはデメリットと感じられるかもしれません。
マンションから戸建てに買い替える2つの方法
マンションから戸建てに買い替えるには、「売り先行」と「買い先行」の2つの方法があります。
「売り先行」とは、現在のマンションを先に売却し、その後に戸建てを購入する方法です。この方法では、マンションの売却によって得られた資金を新居購入の頭金や諸費用に充てることができます。しかし、新居が見つかるまで仮住まいを探す必要がある場合もあります。仮住まいにかかる費用や引っ越しの手間を考慮することが大切です。
「買い先行」とは、先に戸建てを購入し、その後にマンションを売却する方法です。この方法では、住み替えがスムーズに行えますが、一時的に二重の住宅ローン負担が発生する可能性があります。資金計画をしっかり立て、返済能力を確認することが重要です。また、マンションの売却が予想よりも時間がかかるリスクも考慮する必要があります。
まずは現在のマンションの査定から！
マンションから戸建てへの住み替えでは、「正確な住宅ローンの残高」と「現在の家の売却価格」を知ることが重要です。正確な数字が分かることで、「売り先行」とするか「買い先行」とするか、また、資金計画も決めることができ、次のステップに進むための基盤が整います。専門家に依頼して、正確な査定を受けることから始めましょう。買い・売りどちらの相談も、まとめてできる会社であれば住み替えをスムーズに進めることができるため、おすすめです。新しい住まいでの生活が、皆さんにとって素晴らしいものとなることを願っています。
